糖尿病 足 あざ 切断 余命

糖尿病性壊疽で足のあざから切断になると余命に与える影響は?

 糖尿病で恐ろしい合併症のひとつに糖尿病性壊疽があります。

 

 壊疽とは体の組織の一部が死んでしまうことで、ちょっとした傷や靴擦れ、タコや魚の目などがきっかけで、そこから細菌感染して化膿し、さらに悪化して皮膚や皮下組織、最後には骨まで腐ってしまう病気です。

 

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 壊疽は足の末端部に濃い紫色や黒いあざができ、それがどんどん足全体に広がっていきます。
 治療をせずに放置すると、下肢を切断しなければならなくなります。
 年間3千人以上の人が切断を余儀なくされており、切断後の5年生存率は約40%といわれ、余命に深刻な影響を与えています。

 

 糖尿病になって血糖コントロールが悪いと、次のような理由から壊疽をおこしやすくなります。
 まず、高血糖のために動脈硬化がおこり、血液の流れが悪くなります。

 

 血液の流れが悪くなると、細菌を殺す白血球や傷の回復を促す血液成分が傷口へ運ばれにくくなります。
 そのために小さな傷でも化膿しやすくなり、潰瘍や壊疽へと悪化しやすくなるのです。

 

 また、高血糖により末梢神経に異常がおこって、知覚が鈍くなり、足の傷の痛みなどを感じにくくなっています。
 そうすると、小さな傷に気づかず放置して壊疽が起こってしまいます。
 小さなあざだと思って放置して進行すると、切断にいたる恐ろしい合併症であるだけにそうなる前の予防が重要です。

 

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 一番大事なのは糖尿病の治療をして血糖コントロールをきちんとおこないます。
 そのうえで、糖尿病があると壊疽をおこしやすいことをしっかり自覚しておきましょう。
 そのために足を毎日観察し、きれいに洗い、足にあった靴をはくようにします。

 

 運動療法の際にはケガをしないようにし、靴擦れ、魚の目、タコ、水虫にも十分注意します。
 寒い時期には暖房器具による低温やけどにも要注意です。
 裸足で歩かない、深爪をしないことにも気を配りましょう。

 

 網膜症で視力が衰えている人については、家族や介護、看護している人が注意して観察することが欠かせません。
 壊疽から切断となった場合、QOLは大幅に低下し、それが余命にも影響を与えます。
 わずかなあざを見逃さない、そのことが大事です。

 

 次の記事はこちらです。
 糖尿病の末期では余命や寿命はどのくらいになる

 

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